大部屋的仮想オフィスについての一考察
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概要
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将来、コンピュータネットワークの発展により在宅勤務の可能性が急速に高まってくると予測される。そのような将来において、オフィスというものはネットワーク上に存在する仮想的なものになり、そこに自宅にいる社員が出勤する形態になると考えられる。このような背景のもと、近年「仮想オフィスシステム」の研究が注目を浴びている。今日まで研究されてきた仮想オフィスシステムは大きく分けて2種類に分類される。一つは、個人の作業空間として個室を準備する西洋的な環境の「個室モデル」、もう一つは課や部といった単位のメンバーが同じ一つの部屋に集まり作業を行なう、日本的な環境の「大部屋モデル」である。本稿では先に述べた内の「大部屋モデル」について、作業をする上で求められている環境はどのようなものであるか考え、実際のシステムの構築にどのように反映していくかを述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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岡田 謙一
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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松下 温
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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岡田 謙一
慶應義塾大学
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本田 新九郎
NTTサイバースペース研究所
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富岡 展也
慶應義塾大学理工学部
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松下 温
慶應義塾大学
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本田 新九郎
慶應義塾大学
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富岡 展也
Nttデータ通信株式会社
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木村 尚亮
慶應義塾大学理工学部
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大津 隆治
慶應義塾大学理工学部
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