データ駆動計算機EM-4における基本動作試験法

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概要

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シングルチッププロセッサEMC-Rによって構成される1000台規模のデータ駆動計算機EM-4を開発中である。本システムのプロトタイプは、要素プロセッサ80台を実装している。一般に並列処理計算機システムが誤動作を起こした場合、その要因として考えられるのは、(1)ハードウェアの論理的欠陥(2)ハードウェアの物理的欠陥(3)低位のソフトウェアの誤り(4)高位ソフトウェア(言語処理系を含む)の誤りなどである。このうち(4)の高位ソフトウェアについては例えばシミュレータなどを開発することにより単独で試験することができるが、(1)〜(3)の要因は症状を特定することが困難である。したがってシステムが誤動作した時、その要因をできるだけ容易に特定できるような動作試験機構が要求される。本稿では、EM-4プロトタイプにおける基本動作の試験機構について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-03-14

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