EM-Cによる粒度最適化の検討

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概要

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並列計算機で種々の問題を解くには、並列処理単位である粒度を適切に選択することが必要である。適切なスケジューリングとともに粒度を小さくすれば、負荷が分散し資源の独占利用や***状態が減るため全体の処理効率も向上する。しかし、粒度を小さくしすぎると逆に通信のオーバヘッドが大きくなり、効率の低下をまねく。最適な粒度の設定は、問題とそれを解く計算機のアーキテクチャに応じて考えなければならない。EM-4は細粒度並列処理に適した並列計機であり、今回そのプログラミング言語EM-Cを用いて粒度の大きさが効率に与える影響について検討を行う。粒度とオーバヘッドの関係を単純化するため、タスク間に依存関係のないマンデルプロ集合の計算を処理の対象とした。粒度を変化させて実行した結果から、並列処理を効率的に実行するための最適粒度について検討を行う。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-03-01

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