数式表現を含む自然言語文の解析

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
自然言語インタフェースにおける日本語入力文では、数式記号と自然言語が混在した入力が行なわれることが多い. このような入力文を解析する場合、単一の文法記述で行なおうとすると、数式記号も他の自然言語の構成要素と同等に扱う必要がある. そのため、数式記号に関する文法が複雑になるとともに、解析途中に作成する予測エッジが増大していた. 本報告では、入力文を数式記号を区切り記号として分割し、自然言語表現、数式記号表現それぞれの文法を利用した解析部を用いることで、数式記号を含む表現の解析を、他の自然言語処理の解析と分離する構文解析方式を提案する. 本方式では、数式記号に関する文法を簡略化することができるとともに、解析途中で余分に発生していた予測を減少させることができる.
社団法人情報処理学会の論文
1994-03-07

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク