日本語インタフェース文脈文法 : 解析手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本語インタフェースシステムの重要な利点の一つとして,ユーザの簡略な入力表現をシステム側が文脈を利用して補完する機能が挙げられる。ユーザ・システム間対話は,特定タスク(対象領域と話題の範囲が制限される)を遂行する目的指向の協調的対話に限定される(場合が多い)。このため,通常の対話に必要な多量の常識や高度な推論機能などを利用しなくとも,この特徴(制限)を優先規則として利用する簡便な方式が有意である。本稿では,上記特徴を利用した文脈処理手法(機構と文法)を提案する。日本語インタフェース処理機構を基本枠とし,対話の前文脈情報を焦点スタックで管理する機構を備えると共に,以前提示した文脈処理の問題点・必要機能を解消・実現する文脈文法を有する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
関連論文
- データベース日本語検索システムにおける非明示的条件を補足する検索式の生成
- 数式表現を含む自然言語文の解析
- 数値データ処理のための自然言語インタフェース機能
- 自然言語対話における個人適応型インターフェース方式
- 表モデルに基づく日本語作表システム
- 自然言語からのSQL生成における非明示条件の補完
- ネットニュース情報サービスのための質問応答対話
- ネットニュース情報の質問応答サービスシステム
- 自然言語対話における自己適応型インタフェース
- 自然言語インターフェースにおける曖昧表現の対話型解消方式
- 自然言語インタフェースにおけるメタ質問処理
- 日本語インタフェース文脈文法 : 解析手法
- ヒューマンマシン対話における照応解析