自然言語対話における個人適応型インターフェース方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コンピュータシステムのネットワーク環境の整備に伴い電子メール等、コンピュータを介して人間が文章をやりとりする機会が増えている。また、専門的な知識の増加に伴い、個人間の知識差がコミュニケーションの障害となり、知識の共有が重要な課題となっている。コンピュータを利用した文章によるコミュニケーションでは、知識の共有や整理について、グループウェアの観点から、効率的に共同作業を遂行するための方式では、会話内の表現に関する問題、特に個人間の言語表現の差による誤解や不十分な理解を回避する方策については、十分に考慮されていない.本稿では、専門用語やジャーゴン等の話者自身が使い慣れている表現(以後、話者の固有表現とする)を含む発話に対して、表現の説明から固有表現を獲得できる知識獲得機能と、聴き手が容易に理解できるように表現を変換できる表現変換機能と、獲得した固有表現を関係者に伝搬し共用可能にする知識伝搬機能との3つの機能を実現することにより、言語表現の差に因る誤解や不十分な理解等の問題を解決する個人適応型インタフェース方式を提案する。
- 1994-09-20
著者
関連論文
- データベース日本語検索システムにおける非明示的条件を補足する検索式の生成
- 数式表現を含む自然言語文の解析
- 数値データ処理のための自然言語インタフェース機能
- 自然言語対話における個人適応型インターフェース方式
- 表モデルに基づく日本語作表システム
- 自然言語からのSQL生成における非明示条件の補完
- ネットニュース情報サービスのための質問応答対話
- ネットニュース情報の質問応答サービスシステム
- 自然言語対話における自己適応型インタフェース
- 自然言語インターフェースにおける曖昧表現の対話型解消方式
- 自然言語インタフェースにおけるメタ質問処理
- 日本語インタフェース文脈文法 : 解析手法
- ヒューマンマシン対話における照応解析