自然言語インタフェースにおけるメタ質問処理
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概要
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自然言語インタフェースでは文脈を利用して効率的な入力ができる[宮部92][谷91]とともに,処理体系や対象データの構造・内容に関する詳細な知識がなくともシステムが利用可能となるため,ユーザの意図にかなった操作がし易い。しかしながら,ユーザが固有の語彙を用いたり自明と思う情報を無意識に省略する場合もあるため,入力想定データ中に含まれる情報と意図したシステム操作に必要な情報との間にギャップが生ずる。このギャップを解消するために予め利用する語彙や表現を定義しておく手法もあるが,全表現を網羅的に用意するのは困難でありシステム利用中に解消できることが望ましい。本稿ではこのギャップをシステム利用時に対話的に解消する複数の手法について検討する。更に,情報(DB)検索に対してはシステム・データ構造を対象にしたメタな質問(メタ質問[加藤88])が有効であることを示し,そのメタ質問の処理方式を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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