自然言語対話における自己適応型インタフェース
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概要
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電子メール等の普及により,人同士が計算機を介して文章で対話する機会が増えている.対話に際しては,用語や表現の個人差の為に,聴き手が理解できない表現を説明する手間がかかり,意思伝達に障害を生じ易い.本稿では,以下の3機能を持ち,人と人との対話を支援する適応型インタフェースを提案する.1.発話中の理解困難な一部の表現をその解釈の表現で言い替えたり,解釈の表現を付加したりすることで,聴き手に理解できる表現に変換する.2.聴き手にとって理解困難な表現に対する質疑応答からその解釈の表現を獲得する.3.獲得した表現をグループメンバなどの関係者へ伝搬して共用化を図る.これにより,話者と聴き手の言語表現の差を解消できるため,話者自身が使い慣れている表現を用いて対話することが可能となる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-15
著者
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