自然言語インタフェースにおける対話的ユーザ語彙獲得機能
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概要
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自然言語インタフェースにおいて、エンドユーザが入力語彙を気にすることなく入力を行なうためには、入力文に含まれる未登録語情報を獲得するユーザ語彙獲得機能が重要である。システムがエンドユーザへ適応する場合、未登録語の獲得、既登録語の言い換え、ユーザの言い回しの獲得の3つが存在すると考えられる。本稿では、未登録語の獲得に関して、前後の状況による推定の限界を明らかにするとともに、効率的に必要な情報を獲得する対話戦略を提案する。エンドユーザとシステムの対話によって未登録語情報の獲得を行なう場合、システムのモジュール構成に関係なくエンドユーザの入力が冗長にならないようにする必要がある。獲得するべき情報、その選択技あるいは誘導を行なうための提示可能な情報、情報の提示、選択、入力の方式の選択に関して一つの枠組を提案する。また、現在筆者らが開発をすすめている自然言語インタフェース構築キット"IF-Kit"上での実現方式を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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