対訳辞書に基づいた概念素設定手法とその評価
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概要
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多言語間機械翻訳用辞書の開発手法を日本語、英語間に適用し、日本語基本語彙約5000語に関する概念素の設定作業を行った。本手法は英和辞書や和英辞書等の手近に利用できる対訳辞書の語義設定や対訳関係を参考にして多言語間機械翻訳用辞書のための概念素セットを構成するものである。従って、参照する辞書の記述内容の品質、即ち、対訳の網羅性、語義分類の均質性が、結果として得られる概念素セッ トの品質を大きく左右する。作業手順で機械的に判断できるところはできる限り自動的に処理するようにしたのは田中らと精神は同じであるが、現実のデータでは機械的に処理できない部分がはるかに多く、作業者判断基準の精密化が必須である。本稿では、既に報告した手順を用いた、多数の作業者による概念素設定作業を通じて得られた本手順の妥当性の分析結果について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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