自然言語インタフェースにおける「と」による並列の意味解釈について
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概要
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日本語自然言語処理システムにおいて、「AとB」のように格助詞「と」を用いた並列句の筋合、「AかつB」(以下AND)と解釈するか「A妻たはB」(以下OR)と解釈するかの曖昧性が存在する。これは文法的な解析のみでは曖昧性を解消できない場合が多い。翻訳などのように曖昧性を残したままでの処理が可能な場合もあるが、データベース検索等の自然言語インタフェースのための解析では、どちらか決定する必要がある。一方、これを決定するための手がかりとして、たとえばデータベース検索ならばデータベーススキーマという、対象世界の情報を用いることができる。本稿では、データベーススキーマを利用して並列の曖昧性を減少させる方法について述べる。なお、並列区間の推定は事前に正しく行なわれているものとする。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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