2,4-ジアミノ-6,7-ジイソプロピルプテリジンに対する植物病原細菌の感受性と分類上の意義について
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概要
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Vibriosの分類・同定に広く用いられているプテリジン誘導体0/129に対する植物病原細菌の感受性を調べた。Pseudomomas pseudoalcaligenes subsp. konjaci, Erwinia ananas(氷核活性茶葉面細菌), E. milletiae, E. herbicola, E. rhapontici, およびCurtobacterium flaccumfaciens pv. oortiiでは10μg/discで阻止帯が形成され, とくにE. milletiaeは高い感受性を示した。またP. marginalis pv. marginalis, E. carotovora subsp. carotovora, subsp. atroseptica, subsp. betavasculorum, subsp. wasabiae, Xanthomonas campestris pv. theicola, およびE. chrysanthemi pv. zeaeは150μg/discで阻止帯が形成された。この結果, 0/129感受性は, 植物病原細菌においても, 分類・同定上有効な鑑別性状となりうることが明らかとなった。
- 日本植物病理学会の論文
- 1988-01-25
著者
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