インゲンの付傷によるこぶ形成と発育段階の関係
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概要
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付傷によって誘発されるインゲンのこぶ形成は, つるなし品種にのみみられ, つる性品種や他のマメ科作物には認められなかった. つるなしインゲン品種では伸長生長が終り, 開花結実の最盛期に入るとともに, 傷部に高率でこぶが発達した. この時期には,しばしば葉や葉柄にねじれ•わん曲などの変形, 並びにインゲンカルス培養を用いた検定法でオーキシンレベルの著しい上昇がみられた. ただし, オーキシンレベルは植物体の老化とともに低下した.
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