Xanthomonas PhaseoliおよびX. begoniaeのX. citri テンペレート・ファージによる溶原化, とくに病原性, ファージ感受性および生物学的性質への影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Xanthomonas phaseoliおよびX. begoniaeにX. citriのテンペレート・ファージを感染させると, これらの細菌は溶原化され, 同じテンペレート・ファージを放出した. 溶原化された細菌は寄生植物を通過してもその溶原性を失わなかった。これらの細菌の他のファージに対する感受性には, 溶原化によって大きな変化が起る場合が多かったが, 病原性および炭水化物分解性には何ら変化は認められなかった。一度溶原化された細菌も, 培養中に, 他のファージに対する感受性を異にしたクローンを生ずることが単集落培養によって明らかになった。同様に寄主範囲を異にするファージを放出するクローンの出現も認められた。
- 日本植物病理学会の論文
- 1972-09-01
著者
関連論文
- わが国におけるキウイフルーツかいよう病の発生
- ストレリチアから分離された青枯病菌の非病原性株によるトマト青枯病の生物防除について
- Pseudomonas syringae pv. actinidiae のストレプトマイシン耐性の遺伝子分析
- 担子菌類の生化学的性質による分類の試み
- 日本で分離された, スズメノカタビラに萎凋症状を示す Xanthomonas campestris pv. poae
- 凍霜害の被害を受けた野菜葉から分離した氷核活性細菌の同定
- チャ, 野菜およびモクレンから分離した氷核活性細菌の分類学的研究
- (161) 人工条件下での氷核活性細菌による各種野菜の凍害 (昭和62年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- チャ芽の霜害に及ぼす氷核活性細菌の役割
- Burkholderia andropogonisによるAmaranthus cruentusの斑点細菌病(新称)
- Pseudomonas fluorescens PfG32の浸根処理によるトマト青枯病の発病抑制 : 抗菌物質およびシデロフォアの役割
- Pseudomonas syringae pv. cunninghamiae pv. nov. によるコウヨウザン (Cunninghamia lanceolate Hook) の葉枯細菌病について
- 1983年, チャに発生した細菌病の病原細菌の同定
- チャ赤焼病の病徴の変異
- Pseudomonas maltophiliaとの共存培養におけるダイズ粒状カルスの誘導形式
- Erwinia属軟腐病菌のペクチンリアーゼ誘導物質として考えられるDNA損傷物質の植物体内における存在
- In vivoおよびin vitroにおけるXanthomonas citriとErwinia herbicolaの相互作用について
- Erwinia carotovora(Jones)Hollandの生産する2種の液化型ペクチナーゼについて : II. Endo-polymethylgalacturonaseとendo-polygalacturonaseの性質の比較
- Erwinia carotovora (Jones) Holland の生産する2種の液化型ペクチナーゼについて I. 生産条件
- Erwinia carotovora (Jones) Holland の pectin-methyl-esterase の性質, 特に2, 3 の植物性酵素との比較
- Erwinia carotovora (Jones) Holland の pectin-methyl-esterase, 特に生産条件と系統別酵素活性について
- 植物病原細菌のセルラーゼに関する研究 : 第2報 Cx-セルラーゼの活性とpH, 温度及び塩類溶液との関係
- 植物病原細菌の銅耐性
- ポリクローナル抗体とモノクローナル抗体を利用したイネ白葉枯病菌の血清学的研究
- チャ芽の氷核活性細菌の選択培地
- 植物病原細菌および糸状菌に対するカテキンの抗菌活性
- イチゴ青枯病に関する研究 : 2. イチゴ組織に見出された抗細菌物質β-D-glucogallinについて
- (207) 植物および動物に感染性のErwinia属細菌の間のDNAの相同性
- 非病原性青枯病菌の接種によるトマトのトマチン生産による病害抵抗性の発現
- Xantomonas campestris pv. raphaniによるアブラナ科野菜斑点細菌病
- イネ苗腐敗病 (Pseudomonas glumae) および発芽種子上の細菌相互作用に対するベノミルの効果
- Xanthomonas campestris pv.malloti pv.nov.によるアカメガシワ褐点細菌病(新称)
- Pseudomonas solanacearumの生産するバクテリオシンの性質について
- Pseudomonas marginalis (Brown) Stevens の一系統によるキュウリ縁枯細菌病(新称)について
- Xanthomonas campestris pv. phormiicola によるコロナチン産生
- キウイフルーツかいよう病を起こすPseudomonas syringae pv. actinidiae pv. nov.
- Pseudomonas solanacearum (Smith) Smithによるイチゴ青枯病の研究 第1報 : 病菌の系統とイチゴの耐病性について
- カンキツ葉細胞間汁液中のアミノ酸によるXanthomonas campestris pv. citriの増殖抑制とその解除
- Xanthomonas citriに感染したカンキツ葉組織からの電解質およびアミノ酸の漏出
- アカメモチ斑点細菌病菌 Pseudomonas syringae pv. photiniae pv. nov. について
- カンキツかいよう病菌 Xanthomonas citri (Hasse) Dowsonの腐生的生存に関する研究 : 第II報 雑草, ワラおよび土壌中における腐生的生存期間および生存密度について
- カンキツかいよう病菌 Xanthomonas citri(Hasse)Dowsonの腐生的生存に関する研究 : 第1報 シバからのかいよう病菌の検出
- Erwinia milletiae および Erwinia herbicola の比較研究
- Pseudomonas syringae pv. acerisによるトウカエデ斑点細菌病(新称)について
- 日本産カンキツかいよう病菌とアルゼンチン産Cancrosis B病菌の比較について
- シイタケ系統のグルタミン酸代謝酵素活性と菌体内遊離アミノ酸含量について
- 内部黒変症を示すワサビ根茎および中心柱黒変を示す根から分離した軟腐病細菌の分類学的研究
- ワサビの内部黒変症の原因について
- Pseudomonas solanacearum によるストレリチャの青枯病について
- ヤブカラシ斑点細菌病菌Pseudomonas cissicolaの修正とneotype strainの指定
- 植物病原細菌のセルラーゼに関する研究 : 第1報 Cx-セルラーゼの生産について
- 軟腐病菌 (Erwinia carotovora) の系統に関する研究 : II. 鞭毛抗原及び菌体抗原の熱による不活性化について
- インゲンの付傷によるこぶ形成と発育段階の関係
- カンキツかいよう病菌Xanthomonas citri (Hasse) Dowsonの腐生的生存に関する研究 : 第III報 腐生的生存菌の感染菌量について
- Xanthomonas PhaseoliおよびX. begoniaeのX. citri テンペレート・ファージによる溶原化, とくに病原性, ファージ感受性および生物学的性質への影響
- Xanthomonas citriのファージ・細菌相互関係, とくに他のXanthomonas属細菌との比較について
- カンキツかいよう病における罹病度と落葉との関係
- 感染初期におけるカンキツかいよう病菌菌体外多糖質の役割
- Xanthomonas translucens f. sp. oryzicola (Fang et al.) Bradburyのファージ・細菌相互関係に関する1研究
- カンキツかいよう病に関する研究 II : 葉肉注射法によるXanthomonas citri(Hasse) Dowsonの検出 特にファージ法との比較について
- 2,4-ジアミノ-6,7-ジイソプロピルプテリジンに対する植物病原細菌の感受性と分類上の意義について
- イネ株腐病菌 Erwinia chrysanthemi の学名について
- Erwinia chrysanthemiの一系統による株腐病に対するイネ品種の抵抗性について
- 植物病原細菌によって形成されたサツマイモ増生組織の性質について