カナムグラ褐斑病の病原学的研究(II) : 生活史, 菌叢の培養特性および分生子と菌叢の薬剤に対する感受性
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概要
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During winter, the causal fungus of brown leaf spot of Humulus scandens, Pseudocercospora humuli(Hori apud Takimoto) Guo et Liu, was observed in the form of conidia and stroma on fallen diseased leaves. These conidia maintained high germinability at every time examined. Although most of the conidia had disappeared by April, numerous new conidia were soon produced on new stroma in early May. Therefore, some overwintered conidia and newly produced conidia on fallen diseased leaves may act as the primary infection source on newly germinated host plant. Mycelia grew at 10℃-30℃ with an optimum of 25℃. They grew well on various natural agars, such as PSA, MA and CMA and poorly on Czapek's, Waksman's and Richard's agar compodsed of inorganic chamicals without sugar. Among the media tested, PSA was the most suitable for mycelial growth. Mycelia grew well at a pH range from 4 to 9, but quite poorly below pH 3. Effect of fungicides and herbicide on germination of conidia and mycelial growth was tested. Although both maneb and CuSO_4.5H_2O suppressed conidial germination and mycelial growth, maneb was more effective. Meanwhile, conidia germinated and mycelial growth was not sensitive to glyphosinate at practical concentrations. Sporulation experiments on agar were medoia not successful.
- 日本植物病理学会の論文
- 2000-04-25
著者
-
小林 享夫
東京農業大学国際農業開発学科
-
小林 享夫
東京農業大学国際食料情報学部
-
小林 享夫
東京農大開発
-
中島 千晴
三重大院生資
-
中島 千春
宇都宮大農
-
今泉 英理夏
東京農業大学国際農業開発学科
-
中島 千晴
東京農業大学大学院農学研究科
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