40-8 Java Cardを用いたソフトウェアライセンスの管理方法の提案

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近年, ソフトウェアの違法コピーは増加傾向にあり, CD-Rなどの大容量リムーバブルメディアの低価格化や, インターネットの普及に伴って, 今後も増加してゆくと予想されている. また, ソフトウエアはディジタルデータであり, 品質を劣化させることなく無数にコピーを作成することが可能である. ソフトウェア制作者は著作権保護のために様々な方法をとっているものの, 効果が上がらないものが殆んどである. また, コンピュータが急速に普及してきたことにより, どこへ行ってもコンピュータが利用できるようになった. それに伴って, 出先でコンピュータを操作する機会も多くなってきている. そのような場合に, いつでも自分用にカスタマイズされた環境でソフトウエアが利用できれば, 作業効率の向上につながると考えられる. 本研究では, ICカード上にJavaの実行環境を実装したJava Cardを用いてソフトウェアのライセンス管理を行うことにより, 確実にユーザーのライセンスを認証できるようにすること及びソフトウェアがインストールされている端末に関わらず, 常に自分用にカスタマイズされた環境でソフトウェアを利用できるようにすることを目的としたライセンス管理方法を提案し, 実装した.
2001-05-24

40-8 Java Cardを用いたソフトウェアライセンスの管理方法の提案

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