「つくる、評価する、考える」を実践するものづくり教育 -スパッタリング法による半導体薄膜作製・評価実験-

概要

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金沢工業大学材料系において実施している「つくる、評価する、考える」を実践するものづくりを重視した工学専門実験教育について、受講生へのアンケートの結果を中心に報告する。ここで報告する専門実験においては、「自分たちで実験条件を設定し、自分たちの手である物性をもつ材料をつくり、評価し、そしてさらに次の材料設計を行う」というプロセスを経験するプロジェクト指向を重視した運営を行っている。材料系学生にとって、プロジェクト指向の専門実験を経験することは大学における専門科目の修学の上でも、さらには社会へ出てから技術者として生産や開発にたずさわる上でも意義が大きいと考え、この授業を構築した。受講生へのアンケート結果では、自分たちの手でつくる、評価する、考えるという点、あるいは中間レポートを作成することにより実験前半の結果をまとめ、後半の実験の設計へと生かしていくなどの点においておおよそ我々の狙いが達成されているという結果が得られた。アンケート結果などを参考にしながら、さらに改善を進めていきたい。
2005-03-01