スリ・ランカにおける障害児早期教育の展開 ; 「先進諸国モデル」と「スリ・ランカモデル」に着目して

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概要

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本研究では､スリ･ランカにおける障害児早期教育の現状について､障害児早期教育施設の在籍児及び教員の特質に焦点をあてながら明らかにし､発展途上国における障害児早期教育に関連する諸問題を､スリ･ランカをケースとして検討することを目的とする｡本研究では､障害児早期教育施設在籍児の現状に関する調査､及び｢聴覚障害児プレスクール教員養成コース｣受講生を対象とする調査を実施した｡その結果､｢先進諸国モデル｣及び｢スリ･ランカモデル｣の2つのモデルによる早期教育施設があることが明らかになった｡また､早期教育施設教員の養成は､高度の専門化でなく､実践の場で活躍できる教員の育成をめざして実施されていることが明らかになった｡本研究により得られたスリ･ランカの障害児早期教育に関する知見は､Price(1994)の提起した事柄とおおむね一致するものであった｡
筑波大学の論文
1999-04-08

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