学内演習における生活援助技術の習得度 : 第1看護学科1回生の実技試験の結果より

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概要

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平成6年度から10年度の実技試験の得点率を習得度の視点で分析し,学生の技術の習得傾向および,今後の効果的な学内演習のあり方について明らかにした。まず,試験項目では,ベッドメイキング約70%,足浴64〜70%,シーツ交換65%,排泄66%の得点率であった。技術の要素における「核となる要素」と「共通不可欠要素」では「核となる要素」の得点率の方が上回っていた。「共通不可欠要素」ではリネンの取り扱い,安全・安楽・プライバシー,ボディメカニクスにおいて習得度が低かった。また,患者の存在の有無は得点率を下げる要因となっていた。これらのことから,今後,演習における既習の知識の活用やデモンストレーションのあり方,学生への自己学習の動機付けなど意図的な関わりの重要性が明らかになった。
神戸市看護大学短期大学部の論文
2000-03-03

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