青果物の鮮度保持に関する研究 (第8報) : トマトのカロチノイド生合成系への2-14C-MVAと2-14C-acetate の取り込みとポリエチレン包装の影響
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概要
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トマトのカロチノイド生合成系への2-14C-acetate および2-14C-MVAの取り込みと, ポリエチレンフィルム包装の影響を検討し, 次のような結果を得た.1. トマト果実に2-14C-MVAを注射して, 追熟させると, 急速にリピッドへ取り込まれた.2. 2-14C-acetate を注入した場合は, MVAに比べて取り込み率はかなり減少するが, 追熟につれて, リピッドへの取り込みは, やはり増加した.3. トマトをポリ包装して呼吸を抑制した場合には, MVA→リピッドは約85〜90%に, acetate→リピッドは約50%に取り込みが減少した.4. リコピンヘの取り込みは, MVAも acetate もほぼ同様な傾向を示した. ポリ包装による取り込み阻害は, リピッドヘの場合より顕著に表われ, リコピン含量にほぼ比例して, 取り込みが減少した.
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