エントレーナーを応用した超臨界二酸化炭素抽出法による甘草根粉末からの抗菌性物質の抽出
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概要
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エントレーナーを応用した超臨界二酸化炭素抽出法による甘草根粉末 (<I>Radix liquiritiae</I>) からの抗菌性物質の抽出を行った。抽出量及び色調の濃さはエントレーナーとして用いたそれぞれの有機溶剤の溶媒強度パラメーターに比例して大きくなる傾向があった。ベンゼン, 酢酸エチル, アセトン-ヘキサン (1 : 9, vol/vol) 混合溶媒などをエントレーナーとして抽出した時に抗菌活性, 色調において良好な結果を示し, 抽出量は約1/2に減少するが, 抗菌性物質を50%含んだ高活性で色調の明るい抽出物を得ることができた。これにより添加量の削減やカマボコなどの白色食品への添加が可能となった。
著者
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新井 邦夫
東北大学工学部生物化学工学科
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斎藤 正三郎
東北大学工学研究科化学工学専攻
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斎藤 正三郎
東北大学工学部化工
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藤本 健四郎
東北大学農学部食品
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藤本 健四郎
東北大学農学部
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宍倉 昭弘
東北大学農学部食品
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新井 邦夫
東北大学工学部 化学工学科
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