原発性胆汁性肝硬変の肝内胆管系に関する形態学的研究 : I. 原発性胆汁性肝硬変の肝内胆管系の組織計測的解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
肝動脈枝と肝内胆管は,正常肝の門脈領域において,またPBCの線維性間質部においても,伴走するという事実に基き,6例のPBC肝において,肝動脈枝と肝内胆管の伴走率と外径比の計測を行った.PBCでは,約80μ以下の胆管が減少しており,小さい胆管ほどその消失が著しかった.60μ以上の胆管は拡大する傾向を示した.外径比と伴走率を計測することにより,PBCの肝内胆管系の一次障害部位を正確に知りえたと考えている.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
著者
関連論文
- DP-099-8 表層拡大型肝外胆管癌23例の臨床病理学的検討(第107回日本外科学会定期学術集会)
- 異なる画像所見を示す Focal nodular hyperplasia (FNH) とFNH様病変の多発を認めた先天性門脈欠損症の1例
- 硬化性胆管炎の病理
- 肝細胞癌治療後に胆嚢転移が発見された1例
- NHLに対する化学療法中にYMDD変異によりHBV再活性化をきたし, adefovir dipivoxil 追加投与にて改善した1例
- 胆管内乳頭状腫瘍 intraductal papillary neoplasm of bile duct (IPNB) : 新しい疾患概念の提唱とその病理学的スペクトラム
- 肝内結石症の病理--胆道系腫瘍との関連について (特集 肝内結石症)
- 硬化性胆管病変の診断と問題点
- 興味ある組織像を呈した biliary papillomatosis の1例
- 肝内結石症を背景とする発癌 : 上皮内異型病変とHMGA1発現との関連性(胆道10, 第60回日本消化器外科学会総会)