アユから分離されたNAGビブリオの生理学的性状および病原性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In the previous report (MUROGA et al., 1979), a vibrio isolated from diseased ayu (Plecoglossus altivelis) was classified as non-cholera vibrio (non-agglutinable vibrio) on the basis of its morphological, biochemical and genetical characteristics.<BR>In this paper, physiological characteristics and pathogenicity of the organism are described.<BR>The experimental results are summerized as follows.<BR>1) Effect of NaCl, temperature and pH on the growth of the organism : It grew in broth (1%peptone)at NaCl 0-5%(optimum 1%), at temperatures 15-42°C(optimum 37°C), and at pH 7-10(optimum 8), respectively.<BR>2) Survival in waters:At 25°C the organism perished in distilled water within a few hours, but it survived 320 days in freshwater, 0.85%NaCl solution, Ringer solution, Ringer-Locke solution, sea water, and diluted sea water. At 2°C, however, it became extinct in 8 days in freshwater.<BR>3) Pathogenicity:Ayu infected by immersion method died at 21°Cand 26°C, but not at 16°C.The organism killed eels(Anguilla japonica)and mice.
- 日本魚病学会の論文
著者
-
高橋 誓
Shiga Prefectural Fisheries Experimental Station
-
室賀 清邦
広島大学生物生産学部水族病理学研究室
-
室賀 清邦
東北大学大学院農学研究科
-
山野井 英夫
岡山県水産試験場
-
山野井 英夫
広島大学生物生産学部
-
高橋 誓
滋賀県水産試験場
-
室賀 清邦
広島大学生物生産学部
関連論文
- 日本の養殖クルマエビにおける病害問題
- クルマエビの種苗生産過程におけるPAVの発生状況
- 輸送後のクルマエビからの Vibrio penaeicida の検出
- 天然ヒラメからのウイルス分離
- Vibrio anguillarumの浸せきワクチンによるアユの防御免疫〔英文〕
- 浸漬法により感染させたヒラメにおけるウイルス性出血性敗血症ウイルスの消長
- ヒラメにおけるビルナウイルスとVHSV, Edwardsiella tarda もしくは Streptococcus iniae との実験的混合感染
- ヒラメから分離されたVHSVの諸性状
- フィリピンの養殖ウシエビにおける Vibrio harveyi とWSSVによる混合感染
- 天然海産魚からのアクアビルナウイルスおよびVHSVの分離
- クロアワビ血球の初代培養
- RT一PCRによるブリからのPhotobacterium damselaの影響
- White spot syndrome ウイルスのクルマエビに対する感染実験用接種材料の調製
- 疾病防除の面からみた放流用種苗生産のあり方
- 二枚貝の細胞性生体防御機構
- 畜産動物および魚類の感染症の現状とその対策(5) : 貝類におけるウイルス感染症の現状と対策
- 二枚貝の液性生体防御因子に関する研究の歴史と現状
- カキのノロウイルス汚染
- イワガキおよびマガキ血球の形態と貪食能
- ウシエビの血球と定着性食細胞の形態と機能
- 日本魚病学会における研究の歴史と展開
- 養殖マガキの消化管内細菌叢
- クロアワビ筋萎縮症の水平感染
- 情報 : ワークショップ「貝類の新しい疾病」
- 異なる発育段階のクルマエビに対するPRDVの病原性
- 養殖クロダイ(Mylio macrocephalus)のバストレラ症〔英文〕
- 種苗生産施設における感染症の防除対策
- 中村中六先生のご逝去を悼む
- ヨシエビ幼生から分離した卵菌類の希釈海水中における感染率の低下
- 愛媛県下の養殖海産魚における細菌性疾病発生の歴史(1966-1992年)
- グルゲア症アユに対する昇温治療における抗体の不関与
- アユのグルゲア症の昇温による防御効果
- 微胞子虫 Glugea plecoglossi に対するアユの体液性免疫反応
- 真菌性肉芽腫症起病真菌に関する研究-4-人為感染および自然感染アユの血液性状
- アユから分離されたNAGビブリオの生理学的性状および病原性々
- アユのグルギア症に関する研究-4-胞子の注射による人為感染
- アユのグルギア症--魚類の微胞子虫症の防除に関して (魚類感染症の予防に関するシンポジウム)
- アユのグルギア症に関する研究-3-グルギア症と水温の関係
- アユのグルギア症に関する研究-1-新種の提案
- ヒラメのエドワジエラ症に対する予防免疫の試み
- ワムシ類の細菌汚染を軽減する紫外線照射装置
- ワムシのニフルスチレン酸ナトリウム浴の効果持続時間と栄養強化剤の影響
- PRDV検出用PCRのための核酸抽出法
- シマアジ神経壊死症ウイルス(SJNNV)に対するモノクローナル抗体の中和活性
- 養殖ヨ-ロッパウナギ(Anguilla anguilla)から分離されたVibrio anguillarum〔英文〕
- 病変ノリ糸状体から分離したPseudomonas様細菌
- シマアジのウイルス性神経壊死症
- Edwardsiella tarda の致死毒素の精製
- 脂瞼・眼球白濁症のサバヒー(Chanos chanos)から分離されたVibrio sp.
- スジエビのビブリオ感染症とエビノコバンの寄生
- 真菌性肉芽腫症起病真菌に関する研究―IV : 人為感染および自然感染アユの血液性状
- Vibrio anguillarumの浸せきワクチンによるアユの防御免疫
- アユから分離されたNAGビブリオの生理学的性状および病原性
- アユのグルギア症 : 魚類の微胞子虫症の防除に関して
- アユのグルギア症に関する研究―IV : 胞子の注射による人為感染
- アユのグルギア症に関する研究―III : グルギア症と水温の関係
- アユのグルギア症に関する研究―I : 新種の提案
- ウシエビ孵化場で分離された抗 Vibrio 活性を有する海洋細菌
- Vibrio anguillarumO抗原で免疫した数種魚類における抗体産生細胞の出現
- Vibrio anguillarum の産生するプロテアーゼの役割
- ニホンウナギの硫酸亜鉛に対する抵抗性
- 養殖ウナギから分離された病原性Vibrio-IV : デオキシリボ核酸の研究
- 海産魚介類の仔稚におけるウイルス性および細菌性疾病
- 海外における貝類の疾病問題
- アユおよびクロソイ病魚から分離された Vibrio ordalii
- 養殖ウナギから分離された病原性Vibrio―VI : 本菌感染症の診断法
- 銅処理したウナギの血液における食菌作用の低下
- ピロミド酸に関する魚病化学療法的研究―I : 魚類における吸収,分布,残留性および安全性
- ヒラメにおける Edwardsiella tarda の感染実験
- マガキ幼生に対する Vibrio splendidus biovar II の病原性
- ウナギ病魚から分離された非定型 Aeromonas salmonicida
- 寄生性橈脚類Neoergasilus japonicusのノープリウス期における発育
- 海産無脊椎動物の種苗生産における疾病 (総特集 魚類防疫--魚病と人間の関わり) -- (1章 種苗生産における疫病)
- 経口的に感染させたクルマエビにおける Vibrio sp. PJ の動態
- ワムシの細菌叢におよぼすニフルスチレン酸ナトリウムおよびテトラサイクリンの影響
- ヒラメ仔稚魚の消化管内細菌叢
- クエおよびトラフグにおけるウイルス性神経壊死症の発生
- ヒラメ仔魚の腸管白濁症原因菌としてのVibrio sp.の分離
- 養殖アユに発生したPseudomonas anguilliseptica感染症
- 5種のウナギ病原菌の増殖温度
- Vibrio anguillarumの菌体外産物の毒性
- 水からのVibrioa anguillarumの検出〔英文〕
- Vibrio anguillarumの産生するプロテア-ゼ〔英文〕
- 銅処理によるウナギのEdwardasiella tarda及びPseudomonas anguillisepticaに対する感受性の増大〔英文〕
- 天然アユ種苗からのVibrio anguillarumの検出〔英文〕
- 錦ゴイにおけるEdwardsiella tarda感染の一症例〔英文〕
- 養鰻環境中におけるEdwardsiella tarda
- 免疫電気泳動法によるPseudomonas anguillisepticaの抗原分析〔英文〕
- スコットランドのヨ-ロッパウナギ(Anguilla anguilla)から分離されたPseudomonas anguilliseptica〔養殖ウナギの赤点病に関する研究-8-〕
- Pesudomonas anguillisepticaの血清学的性状〔英文〕
- 養殖クロダイにおけるAlella macrotrachelusの寄生
- アユ病魚より分離されたnon-cholera vibrio〔英文〕
- 仔稚魚期のクロソイ,トラフグにおけるキジハタの消化管内細菌相〔英文〕
- ブル-ギルに寄生していたUrocleidus ferox(単生目)〔英文〕
- シマアジ新魚からの神経壊死症原因ウイルス(SJNNV)に対する抗体の検出〔英文〕
- 浸漬ワクチンを行ったアユの血液および腸管内における除菌作用〔英文〕
- Vibrio anguillarumの新しい3種のO‐血清型の追加
- シオミズツボワムシにおけるVibrio,Pseudomonas,およびMoraxella分離菌株の実験的動態
- Vibrio anguillarum infection in flounder (Paralichthys olivaceus) fingerlings.
- Changes in intestinal microflora of ayu, Plecoglossus altivelis, associated with transfer from sea water to fresh water.