ウナギ病魚から分離された非定型 Aeromonas salmonicida
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概要
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1981年から1983年の晩秋から春にかけて, 広島大学, 徳島県下および静岡県下において蓄養ないし養殖されていたニホンウナギにいわゆる頭部潰瘍病と思われる病気が発生し, 病魚から非定型 Aeromonas salmonicida に分類される細菌が分離された。病原性試験の結果, 分離株はウナギに対して強い病原性を示し, (LD50<102CFU), また症状の再現性が確かめられたことから, 本菌は頭部潰瘍病の一原因菌と考えられた。分離株のG−C値は 59.0〜59.3mol% であり, A. salmonicida NCMB 1102株との間に共通抗原が認められた。
- 日本魚病学会の論文
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