養殖アユから分離されたβ溶血連鎖球菌の生理学的性状および病原性
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概要
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アユから分離されたβ溶血性 Streptococcus sp. の生理学的性状および数種の養殖魚に対する病原性について検討した。本菌は温度20〜37℃, 塩分0〜2%, およびpH7付近で良好に増殖した。また、淡水中では1日以内に, 海水および1/10希釈海水中では3日以内にそれぞれ死滅したが, 0.01%酵母エキス溶液中では8日以上生存した。本菌は腹腔内注射による攻撃実験でアユおよびアマゴに強い病原性を示したが, ティラピア, ブリおよびマダイに対して病原性が弱く, コイおよびクロダイを死亡させなかった。
- 日本魚病学会の論文
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