ヒラメのエドワジエラ症に対する予防免疫の試み
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概要
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The Japanese flounder (Paralichthys alivaceus) were vaccinated with formalin-killed cells (FKC) of Edwardsiella tarda by intramuscular injection, immersion and oral administration. Fish were also immunized by injection with diluted extracellular products (ECP) and intracellular components (ICC) of the bacterium, both of which were found lethal to flounder. As a result, mean serum agglutinating antibody titers against FKC rose in all the immunized fish groups except those vaccinated by immersion with FKC. When the immunized and control fish were challenged by injection and immersion with live cells, death was delayed in most of the immunized groups. However, clear protection was not observed in any group immunized either with FKC, ECP or ICC.ヒラメに対し, Edwardsiella tardaのホルマリン死菌を用いて, 注射免疫, 浸漬免疫, および経口免疫を施し, 注射, 浸漬もしくは経口攻撃を行った。注射免疫および経口免疫区では血清抗体価の上昇とある程度の死亡の遅れが認められたが, いずれの場合も免疫の効果は低かった。浸漬免疫区では抗体価の上昇はなく, 防御能の強化もほとんど認められなかった。E.tardaの菌体外産物および菌体成分にヒラメに対する致死毒性が認められたため, これらの粗毒素を用いて注射免疫を行ったが, ホルマリン死菌と同様防御効果は認められなかった。
- 1995-12-15
著者
-
室賀 清邦
広島大学生物生産学部水族病理学研究室
-
室賀 清邦
東北大学大学院農学研究科
-
本多 数充
広島大学生物生産学部
-
中井 敏博
広大生物生産
-
中井 敏博
広島大学生物生産学部
-
馬久地 隆幸
広島県水産試験場
-
清川 智之
島根県栽培漁業センター
-
室賀 清邦
広島大学生物生産学部
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