子ウシ糞便中のウシIgG1のfragmentについて
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概要
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子ウシの初乳免疫グロブリンの消化吸収機構を解明するために,初乳摂取後の子ウシ血中および糞便中のIgG1およびそのfragmentsの存否について免疫化学的に調べた.初乳および初乳摂取後の子ウシ血清にはIgG1が多かったが,成牛血清に多いIgG2はほとんど見られず,子ウシ血清の免疫グロブリンの組成は初乳のそれと似ていた.初乳摂取後の子ウシ糞便にはintact IgG1のほかに,ペプシン,レンニン消化物のF(ab)2 fragmentがみられたが子ウシ血清中にはこのfragmentはみられなかった.
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