チタン製中空円筒の外周面に水熱合成PZTを成膜したキャビテーションセンサの小型化に関する検討(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)

概要

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近年、医療分野や産業分野において音響キャビテーションの測定技術の重要性が高まっている。高密度焦点式超音波(HIFU:High Intensity Focused Ultrasound)治療装置や超音波洗浄機などあらゆる分野において超音波による音響キャビテーションが使用されている。特にキャビテーションの発生量や発生位置の同定が重要となっている。我々はこれまでに内径18mm、高さ7mmの円筒形のキャビテーションセンサを開発してきた。このキャビテーションセンサからの出力信号の周波数スペクトル中に含まれる駆動信号やその高調波成分のレベルが十分に小さい高調波領域でその振幅の絶対値を広帯域にわたって積分することによってBIV(広帯域積分電圧)を計算し、キャビテーション信号として音響キャビテーションの測定に用いる。しかし、このセンサは音場や音響化学反応場に対し大きな影響を与えることが分かっている。そこで新たに内径4.5mm、高さ1mmのセンサを作製し、このセンサか音響化学反応場に及ぼす影響について調査するとともに、またセンサの径を小さくしたことによる影響について、BIV、SCL、超音波診断装置のBモート画像を用いて検討した。
2013-01-17