不感帯を考慮した弾性表面波モータのフィードバック制御

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概要

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弾性表面波モータの効率改善と制御性向上が重要な問題となってきている。まず, 効率面から考えると, エネルギー環流駆動方式を確立する必要があり, その電極設計手法を確立することが求められる。この観点から, 電極構造を改良して, 内部反射を減らすことによる特性向上の可能性を検討した。これにより, 伝搬方向による駆動される波の強さの偏りは減ったが, 依然として, 環流電力に差があり, さらに改善が必要である。また, スライダ設置時の環流電力の低下という問題も残った。モータの非線形な応答を線形化することにより, 一般的なPID制御を適用した, モータのクローズド・ループでの動作を行ってみた。簡単な方法ではあるが, まずまずの動作特性となった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-09-22

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