10F6 諸外国の高等学校情報教育における教育内容の比較研究(一般研究教材のディジタル化)

概要

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本研究は諸外国の高等学校学習過程における生徒の「自己評価による意識調査」を通して,体系的な情報教育の在り方を検討することを目的とする。対象国は,日本・韓国・中国である。我々は,2000年度よりブルーム等(Bloom,B.S)による「認知・精神運動・情意」領域の評価の観点を踏まえ,また2007年以降ペレグリーノ(Pellegrino,J.W)の評価理論の視点を取り入れて検討してきた。我々の提案する体系的情報教育は,文部科学省の示す目標と,坂元・東等の提案した『情報教育における理解力と技能』を前提とする内容である。本研究の結果,情報教育の体系化についての認知度や「情報の科学的理解」について韓国が有意に高い。我が国の平成25年度からの高等学校新教育課程では,生徒の発達段階に応じた知識の習得法の教授・学習理論などを考慮しながら,情報教育の基礎的・基本的な知識の習得をはかる教授法のためのカリキュラムを検討する必要性があることが示唆された
2012-08-25