東カリマンタンにおける産業造林作業者の移住モデルの受容度に関する研究
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概要
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インドネシア政府は,1990年から産業造林連結型移住モデルを開始した。このモデルは,人口が過密なジャワ島から人口が希薄な東カリマンタンへの移住と東カリマンタンの造林労働者の確保という2つの目的を持っている。本研究の目的は,この移住を行った人たちが移住モデルをどの程度受け入れているのか,移住後の受容の程度を事前に予測できるかどうかについて明らかにすることである。調査は,質問紙によるアンケート調査によって行った。居住者の移住モデルに対する受容状態を仕事と移住に対する2つの要因の満足度から4つの受容状態に分けて正準判別分析を行った結果,有意水準5%で第3正準変量まで有意であることが示され,第1正準変量は仕事に対して満足かどうか,第2正準変量は移住に対して満足かどうかを示すという結果になった。正準判別分析の結果,判別率は64.6%であった。同様に正準判別分析を用いて事前判別を行った結果,判別率は60.8%で4つの受容状態がほぼ4つの象限に分けられた。その結果から,移住後の受容状態について事前判別の可能性があるものと考えられた。
- 森林利用学会の論文
- 1995-03-15
著者
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