本居宣長におけるいのちの視野 : 栄養療法の知的枠組についての研究8
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This study was an attempt to examine the scope of life as presented by Motoori Norinaga (1730-1801)in A Farewell Address to To Bunyo on his Return to Hizen, a treatise on medical philosophy at the age of 27, and The Two Shrines of Ise: An Essay of Split Bamboo (Ise Niku Sakitake no Ben), an essay written in the last years of his life. The unique characteristic of his medical philosophy consists in his understanding that immeasurable vital energy (ki) cannot be supplemented, but only nourished in nature. The means of nourishing vital energy in daily life include eating light, constant labor, and the doing away with worrying oneself with thoughts. The mission of physicians consists in administering medicine so as to nourish vital energy upon sensing the power of the genuine vital energy (shin-ki) in patients. As a physician, Norinaga comprehended that the origin of medicine lies in the respect for vital energy, the power of which a physician is able to sense in patients. As a man of letters, Norinaga grasped the genuine way of life in which people feel respect for the blessings and beneficence of Amaterasu Omikami, the Sun of the Heavens, and Toyouke no Okami, the originating spirit of grains and food upon which life depends. Respect for unseen essential powers, such as vital energy and spirit, underlies his vision of life as consistently expressed in A Farewell Address to To Bunyo on his Return to Hizen and The Two Shrines of Ise: An Essay of Split Bamboo (Ise Niku Sakitake no Ben).
著者
-
藤井 義博
藤女子大学人間生活学部食物栄養学科・藤女子大学大学院人間生活学研究科食物栄養学専攻
-
藤井 義博
藤女子大学 人間生活学部 臨床栄養学研究室
-
藤井 義博
藤女子大学人間生活学部食物栄養学科藤女子大学大学院人間生活学研究科食物栄養学専攻
-
藤井 義博
藤女子大学・人間生活学部・教授
関連論文
- 安藤昌益の死生観 : 道元禅師との比較
- 自然塩の可能性について 2 : 「宗谷の塩」とだし汁を用いた官能検査
- 特別養護老人ホーム入所者の食事満足度に影響を及ぼす配偶者との死別経験についての検討
- 安藤昌益研究序説 : 栄養療法の知的枠組についての研究 7
- 日野原重明と共に : 詩の朗読と講演の夕べ (藤女子大学QOL研究所公開講演会講演録)
- 貝原益軒の養生術 : 栄養療法の知的枠組についての研究6
- 良寛禅師の受食法(じゅじきほう) : 栄養療法の知的枠組についての研究5
- 良寛禅師の戒語の普遍性 : 項目の分類と分析
- ブログによる栄養指導の有用性の検討
- 貝原益軒の生活教育哲学に基づいた食育
- ヒッポクラテス医学における生活法 : 栄養療法の知的枠組みについての研究 I
- 食事療法の歴史的意味 : 序説
- 特別養護老人ホーム入所高齢者の食事関連満足度に関する本人と施設職員の認識の差異の検討
- 自然塩の可能性について : 「宗谷の塩」を用いた官能検査
- 栄養士養成教育における標本館見学の意義 : 人体解剖見学との比較
- 栄養士養成教育における系統解剖見学の意義について : 藤女子大学食物栄養学科における9年間の取り組み
- 栄養教育のための食習慣判断指標の構築
- 道元の受食法と作食法 : 栄養療法の知的枠組についての研究4
- 道元禅師の学道の構造 : A. H. マズローの成長的視点による正法眼蔵随聞記の分析の試み
- 終末期医療と癒し--ターミナルケアと代替医療
- 特別養護老人ホーム入所者の食事満足度の測定
- フローレンス・ナイチンゲールの意図したナース像 : 栄養療法の知的枠組についての研究3
- 若年女性のやせ願望の現状と課題
- 若年女性のやせ願望に影響を及ぼす社会文化的背景の検討 : EATを用いた摂食偏向の実態調査
- EATを用いた若年女性の摂食偏向の比較研究 : 若年女性のやせ願望についての研究1
- 生活科学におけるジェンダー断章 : ジェンダー視点教育・研究について
- メタボリックシンドロームと脂肪細胞
- メタボリックシシンドロームと食生活 (特集 学ぼう!メタボリックシンドローム)
- 骨粗鬆症と栄養
- いのちを支えるケア (藤女子大学QOL研究所公開講座(シンポジウム)講演録)
- spiritualityを「存在の意味」と定義することについて
- おいしさの構成概念 : 栄養士はおいしさをどのようにとらえているのか
- Quality of lifeとwell-being
- 終末期の患者ケアにおける食事の目的と管理栄養士の役割 : 管理栄養士と看護師における見解の比較
- アンブロワーズ・パレと外科療法 : 栄養療法の知的枠組みについての研究2
- 高齢者の身長・体重の推定式 : 在宅における栄養評価について
- 本居宣長におけるいのちの視野--栄養療法の知的枠組についての研究(8)
- 自然塩の可能性について(3)味付けに「宗谷の塩」を用いた食材(獣肉および魚肉)の官能検査
- ソフト食を摂取する施設入所高齢者の食事満足度について--食形態別の検討(第1報) (第17回日本未病システム学会学術総会論文集)
- 本居宣長におけるいのちの視野 : 栄養療法の知的枠組についての研究8
- 自然塩の可能性について3 : 味付けに「宗谷の塩」を用いた食材(獣肉および魚肉)の官能検査
- 末期がん患者の食事摂取状況と食事援助
- 骨髄移植患者における無菌食の摂食障害を助長する要因について
- 栄養の多次元的必要性について
- 本居宣長の二つの奥つき : 宣長の悲嘆と志
- 特別養護老人ホーム入所者の食事満足度に影響を及ぼす配偶者との死別経験についての検討 (第2報)
- 虚弱高齢入院患者と特別養護老人ホーム入所者における主観的食事満足度の比較検討
- 新渡戸稲造が模索した日本人の生き方 : 栄養療法の知的枠組についての研究9
- 新渡戸稲造の目指した女子教育
- 宮澤賢治の聖い資糧 : 栄養療法の知的枠組についての研究10
- 糖尿病患者の感情と食行動の関連についての検討
- 宮澤賢治の心象スケッチ : まことのことばの啓示
- 管理栄養士のためのNBM実践プロセスの構築
- 石塚左玄の食育食養法 : 栄養療法の知的枠組についての研究 11