擬人化表現を介した米国の高齢者に対する情報提示手法の開発

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
近年の科学技術の発達により、我々の身の回りの機器はより多くの機能を獲得している。しかしながらこれらの機能は、全ての年代に使われているわけではない。特に使用者が老人の場合には、学習時間を要する、他者の助けを借りづらくなる、という問題が存在するため、学習のための動機がより必要となる。本研究ではこのような老人の機能習得に関する問題を解決するため、家電機器を擬人化し、自身の機能を説明する手法を用いて、老人の学習動機の向上を図る。家電機器を擬人化した手法は、人間自身の属性に依存するため、年齢や文化の影響を受けづらいと考えられる。これらの擬人化手法の特徴を評価するため、本研究では米国の老人を対象にした実験を行った。実験結果より、擬人化手法が既存のマニュアルを用いた学習手法に比べ、ユーザの学習動機を維持出来るのではないか、という結果が示唆された。
2010-07-08

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク