人間とロボットの協調作業における負荷低減のためのインタラクション設計
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概要
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本研究では人間とロボットによる協調作業において,人間の負担軽減のためのインタラクション設計を行い,実験によりその効果を確認した.ジェスチャなどにより,ロボットに直接コマンドを送る方法を用いた従来の研究において,協調作業中に人間が注意を向ける対象は,環境とロボットの2つが存在するため,人間への負担が大きいと考えられる.そこで,人間とロボットの間に直接的な情報のやりとりの必要ない「行為に埋め込まれたコマンドを用いたインタラクション」を提案し,「人間とロボットによる協調掃除」に適用した.被験者実験により,人間の協調掃除時の認知的負荷の測定を行った結果,直接コマンドを送る方法に比べて認知的負荷が軽いことが確認された.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2004-10-28
著者
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小林 一樹
信州大学大学院工学系研究科
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山田 誠二
国立情報学研究所,総合研究大学院大学
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小林 一樹
総合研究大学院大学 複合科学研究科 情報学専攻
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山田 誠二
国立情報学研究所 総合研究大学院大学
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山田 誠二
国立情報学研究所
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山田 誠二
国立情報学研究所:総合研究大学院大学
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