ギニアグラスおよびセタリアの乾物生産性に及ぼす刈取間隔の影響
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概要
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ギニアグラスおよびセタリアの乾物生産性に及ぼす刈取間隔(20日,30日,40日,50日,60日および70日)の影響について調査した。ギニアグラスの平均CGRは刈取間隔約50日で最大となり,年間合計乾物収量は60日刈で最も高まった。70日刈では夏季のCGRの低下を招き,その結果乾物収量が低下した。セタリアは刈取間隔の延長に伴い平均CGR,合計乾物収量共に直線的に増加した。葉茎比は両草種共に刈取間隔を延長する程低下し,夏季に低下する傾向を示した。刈取間隔の延長により両草種の乾物生産性は高まるが,葉茎比を高く維持し,葉部収量を確保する観点からは,40-50日の刈取間隔が望ましいと考えられた。また,夏季の生育を比較した結果,ギニアグラスの方がセタリアより旱魃の影響を受け難い草種であるといえた。
- 2009-10-15
著者
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仲田 正
琉球大学農学部育種学講座
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川本 康博
琉球大学農学部
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水町 進
鹿児島大学大学院連合農学研究科
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新城 健
琉球大学熱帯生物圏研究センター西表実験所
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仲田 正
琉球大学農学部
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仲田 正
琉球大学農学部動物科学機能分野
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新城 健
琉球大学熱帯生物圏研究センター
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