沖縄島のジャワマングースにおけるマダニ類の寄生状況(公衆衛生学)
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概要
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1999年1月から2003年3月までに沖縄島において捕獲されたジャワマングース2,618頭についてマダニ類の寄生状況を調査した。採取したマダニ類は1,434個体で,寄生率は19.1%であり,寄生損壊個体を除く1,317個体はミナミネズミマダニ(Ixodes granulatus),タカサゴキララマダニ(Amblyomma testudinarium),ヤマアラシチマダニ(Haemaphysalis hystricis),タカサゴチマダニ(H.formosensis)およびキチマダニ(H.flava)の3属5種であった。今回の調査から,感染症媒介能を有する可能性があるマダニ類が沖縄島のマングースに寄生していることが明らかとなり,感染症発生の予防という公衆衛生上からもマングースの制御が重要であると考えられた。
著者
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藤田 博己
大原綜合病院大原研究所
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藤田 博己
大原研究所
-
石橋 治
琉球大学農学部亜熱帯動物学講座
-
小倉 剛
琉球大学農学部亜熱帯動物学講座
-
砂川 勝徳
琉球大学農学部亜熱帯動物学講座
-
仲田 正
琉球大学農学部育種学講座
-
藤田 博己
大原綜合病院附大原研
-
藤田 博己
大原研
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藤田 博己
鹿児島県立大島病院
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藤田 博己
財団法人大原綜合病院附属大原研究所
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藤田 博己
福井医科大学 免疫
-
三浦 彰子
厚生労働省横浜検疫所
-
小倉 剛
琉球大学 農学部 亜熱帯動物
-
小倉 剛
琉球大学農学部亜熱帯農林環境科学科
-
新妻 淳
厚生労働省横浜検疫所
-
飯塚 信二
厚生労働省新潟検疫所
-
坂下 光洋
社団法人沖縄建設弘済会
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我如古 創
株式会社南西環境研究所
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石橋 治
琉球大学農学部亜熱帯動物学講座:厚生労働省門司検疫所支所
-
砂川 勝徳
琉球大 農
-
仲田 正
琉球大学農学部
-
小倉 剛
琉球大学農学部
-
小倉 剛
Laboratory Of Subtropical Zoology Faculty Of Agriculture University Of The Ryukyus
-
仲田 正
琉球大学農学部動物科学機能分野
-
Ogura Go
Laboratory Of Subtropical Zoology Faculty Of Agriculture University Of The Ryukyus
-
Ogura Go
Faculty Of Agriculture University Of The Ryukyus
-
砂川 勝徳
琉球大学農学部
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