鶏の卵管子宮部に対するヨード液の注入が放卵に及ぼす影響

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概要

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ヨード液を鶏の卵管子宮部に注入し,子宮内膜を刺激した場合放卵が如何なる影響を受けるかについて調べた。その結果,ヨード液の注入によって子宮部における卵形成中の卵は同液注入後5分以内に早期放卵された。一方,このようなヨード液による放卵はプロスタグランジン(PG)合成阻害剤であるインドメタシンの前処理によって阻止された。また,インドメタシンはPGによる放卵誘起作用も阻止した。このことから,鶏においてヨード液注入による放卵誘起は,ヨード液が子宮内膜を刺激してPGの産生を促し,PGは子宮筋の収縮を誘起し,次いで子宮内にある卵を放出する,という過程を経ると思われた。
琉球大学の論文
1997-12-01

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