豚の成長に伴う体型測定値に対する主成分分析(生物生産学科)

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概要

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成長に伴う豚の体型の変化を明らかにするため,ランドレース種の体重及び体長や体高など6部位の体型測定値より主成分を算出した。材料は第14回・15回・16回沖縄県畜産共進会に出品されたランドレース種の未経産雌(8∿11カ月齢),経産雌(13∿29カ月齢),若齢雄(10∿14カ月齢)及び壮齢雄(15∿27カ月齢)であった。これらの豚の体重と体型測定値間の相関行列に対し主成分分析を適用した。得られた結果は,以下の通りである。1. 寄与率は第1主成分が79.7%,第2主成分が9.4%であった。第1主成分は大きさ因子,第2主成分は形因子と解釈された。2. 主成分得点を比較すると,第1主成分は経産雌が未経産雌より,壮齢雄が若齢雄より有意に大きかった。第2主成分は,未経産雌と経産雌及び若齢雄と壮齢雄間に有意差は認められなかった。3. 成長によりランドレース種は体格は大きくなったが,体型に変化はみられなかった。
琉球大学の論文
1991-12-04

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