背景に応じた非ターゲットクラスタ中心の配置法 : K-means trackerの安定化と高速化(研究速報)
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概要
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本論文では,K-means trackerにて,より安定かつ高速に対象を追跡するために,背景に応じた非ターゲットクラスタ中心の数とそれらの配置を適応的に求める方法について述べる.提案手法では,K-means trackerにより求められたサーチエリア楕円の輪郭上の画素を走査し,ターゲット,非ターゲットクラスタ中心までの距離をもとに,追跡に都合のよい非ターゲットクラスタ中心の個数,配置を決定する.これにより,従来のK-means trackerの非ターゲットクラスタ中心の配置方法における問題である,似た特徴をもつ画素の多重選択問題と,ターゲットに近い特徴をもつ背景画素の選択もれの問題を同時に解決できる.従来のK-means trackerとの比較実験により,本手法は追跡を安定かつ,効率的に処理できることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-09-01
著者
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和田 俊和
和歌山大学システム工学部
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呉 海元
和歌山大学
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呉 海元
和歌山大学 システム工学部
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和田 俊和
和歌山大学
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呉 海元
和歌山大学システム工学部
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呉 海元
和歌山大学システム工学部情報通信システム学科
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大池 洋史
和歌山大学
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呉 海元
和歌山大学・システム工学部
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呉 海元
和歌山大学システム工学研究科
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