複数カメラを用いたCONDENSATIONのための隠れに対して頑健な重み統合法
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概要
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本論文では,多視点画像を用いて人物頭部の3次元位置を追跡する問題を取り扱う.従来,3次元空間中で迫跡対象に関する仮説を生成し,個々の仮説を各画像に投影して複数の2次元の重みを求め,それらを統合して3次元の重みを推定する方法が提案されている.しかし,この方法では各画像で求めた重みを積によって統合するため,オクルージョンが発生した場合にはある画像での重みが0に近くなるため,統合された重みが0に近い値になり,追跡が行えなくなる.この間題を解決するため,我々はオクルージョンロバストな追跡のための重みの統合法を提案する.あるカメラでオクルージョンが発生していることを検出できる場合,このカメラ以外の重みの積で統合するべきであるが,高速にオクルージョンを検出する方法は存在しない.そこで,我々は各カメラで得られる重みの統合法について詳細な考察を行い,オクルージョンに対してロバストな統合法を提案する.提案手法によるシステムを,カメラ6台とネットワーク接続された計算機7台を用いて試作し,1人の人物頭部の追跡を約4ms間隔で実行できること,およびオクルージョンに対する頑健さ,同時に6人までの追跡が実行できることを実証した.
- 2007-06-15
著者
-
和田 俊和
和歌山大学システム工学部
-
加藤 丈和
和歌山大学 システム工学部
-
加藤 丈和
和歌山大学システム工学研究科
-
加藤 丈和
産業技術総合研究所知能システム研究部門:和歌山大学システム工学部情報通信システム学科
-
和田 俊和
和歌山大学
-
加藤 丈和
和歌山大学
-
松元 郁佑
和歌山大学システム工学研究科
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