児童生徒の特性からみた生徒指導の質的改善
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概要
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子どもたちの荒れた状況は,これまでほとんど変化していないようである.むしろ,最近は荒れがますます多様化しているし,低年齢化傾向も著しい.すなわち,校内暴力,いじめ,不登校,過激な非行・問題行動,さらには授業妨害,教師に対する悪質ないやがらせ行為といった問題が起こっている.こうした子どもたちの荒れた状況からみても,これまでの生徒指導の実際的な効果については,問題があると考えることができる.子どもたちの問題行動の背景として,攻撃性の高まりが示唆されている.したがって,攻撃性を適正化する必要性が生じ,その指導の一つが学校における生徒指導であると考えられる.以上のような視点から,朝長ら(2006,2007)は長崎市および近郊の中学生に対し攻撃性の調査を行い,以下のような結果を得た.男子生徒では身体的攻撃が最も大で,女子生徒では敵意が最も大であった.また身体的攻撃と言語的攻撃では男子の方が大で,敵意と短気では女子の方が大であった.すなわち,男子は行動面としての攻撃性が強く,それに対して女子は感情面としての怒りや他者に対する否定的な信念や態度が強いという傾向であった.そこで,本研究では,離島の中学生の攻撃性を身体的攻撃,言語的攻撃,短気および敵意の4特性から検討することを目的とした.
- 2009-03-01
著者
-
朝長 昌三
長崎大学教育学部
-
福井 昭史
長崎大学教育学部
-
地頭薗 健二
長崎大学教育学部
-
小島 道生
長崎大学教育学部
-
中村 千秋
長崎大学教育学部
-
小原 達朗
長崎大学教育学部
-
柳田 泰典
長崎大学教育学部
-
地頭薗 健司
長崎大学教育学部
-
小原 達朗
長崎大学教育学部保健体育教室
-
小原 達朗
長崎大学教育学研究科
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