小学生の表出性攻撃と不表出性攻撃に関する研究
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概要
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小学生の攻撃性について小学生用攻撃性質問紙(HAQ-C)を用いて,表出性攻撃と不表出性攻撃から検討し,以下のような結果を得た。(1)表出性攻撃と不表出性攻撃の比較(1)4年生,5年生,6年生全体の攻撃性は,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的にも有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(2)4年生の攻撃性は,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的に有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(3)5年生の攻撃性は,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的に有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(4)6年生の攻撃性は,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的に有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(5)4年生,5年生,6年生男児全体の攻撃性に関しては,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的にも有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(6)4年生男児の攻撃性は,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的にも有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(7)5年生男児の攻撃性は,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的にも有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(8)6年生男児の攻撃性は,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的にも有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(9)4年生,5年生,6年生女児全体の攻撃性に関しては,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的にも有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(10)4年生女児の攻撃性は,不表出性攻撃が表出性攻撃よりも大であったが,統計的には有意な差はなかった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(11)5年生女児の攻撃性は,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的にも有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(12)6年生女児の攻撃性は,表出性攻撃が不表出性攻撃よりも大で,統計的にも有意であった。また判定基準では,両方ともに程度は「ふつう」であった。(2)表出性攻撃に関する性差(1)4年生,5年生,6年生全体の攻撃性に関しては,男児の方が女児よりも大で,統計的にも有意であった。(2)4年生の攻撃性は,男児の方が女児よりも大で,統計的にも有意であった。(3)5年生の攻撃性は,男児の方が女児よりも大であったが,統計的には有意な差はなかった。(4)6年生の攻撃性は,男児の方が女児よりも大で,統計的にも有意であった。(3)不表出性攻撃に関する性差(1)4年生,5年生,6年生全体の攻撃性に関しては,女児の方が男児よりも大であったが,統計的には有意な差はなかった。(2)4年生の攻撃性は,女児の方が男児よりも大であったが,統計的には有意な差はなかった。(3)5年生の攻撃性は,女児の方が男児よりも大であったが,統計的には有意な差はなかった。(4)6年生の攻撃性は,男児の方が女児よりも大であったが,統計的には有意な差はなかった。(4)表出性攻撃の学年変化(1)男児の表出性攻撃は,6年生が最も高く,次が4年生で,5年生が最も低かったが,統計的には有意な差はなかった。(2)女児の表出性攻撃は,6年生が最も高く,次が5年生であったが統計的には有意な差はなかった。また4年生が最も低かったが,5年生と6年生との間には統計的には有意な差があった。(5)不表出性攻撃の学年変化(1)男児の不表出性攻撃は,4年生が最も高く,次が5年生で,6年生が最も低かったが,統計的には有意な差はなかった。(2)女児の不表出性攻撃は,4年生が最も高く,次が5年生で,6年生が最も低かったが,統計的には有意な差はなかった。
- 長崎大学の論文
- 2006-03-01
著者
-
朝長 昌三
長崎大学教育学部
-
福井 昭史
長崎大学教育学部
-
小島 道生
長崎大学教育学部
-
中村 千秋
長崎大学教育学部
-
柳田 泰典
長崎大学教育学部
-
小原 達朗
長崎大学教育学部保健体育教室
-
小原 達朗
長崎大学教育学研究科
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