進路指導に関する研究I : 教育学部新入生の進路指導に関する調査
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概要
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本研究の目的は, 長崎大学教育学部の新入生が教育学部を志望した動機, その決め手, 入学したことへの満足度および反省点を, 特に高等学校における進路指導の面から検討することであった。調査対象者数は196人で, そのうち, 自分以外の人のアドバイスによって志望を決定したのは56人, 自分自身で決定したのは140人であった。また, 成績を決め手にして志望を決定したのは83人, 教育学部への興味を決め手にしたのは112人であった。入学後数ヶ月の学生生活を満足して過ごしているのは172人, 不満足ではあるがこのまま学生生活を継続すると考えているのは20人, 進路変更を考えているのは4人であった。進路指導に関する要望と考えられるものは73件あり, そのうち, どちらかといえば高等学校に対する要望と考えられるものは50件, どちらかといえば大学に対する要望と考えられるものは8件, どちらかといえば自分自身への反省点と考えられるものは15件であった。進路指導に関する要望の中で, 高等学校の進路指導に対する不満が目立った。すなわち, 学習指導要領で強調されている, 自己の能力・適性, 興味・関心を生かした将来の生き方を含めた進路指導, が生かされていないことからきている, と思われる進路指導に対する不満が目立った。
- 長崎大学の論文
- 1999-03-23
著者
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