身体動揺の安定性
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概要
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本研究は, 時間的条件として昼(11時∿12時30分), 足位条件として45度開足, 照度条件として視標が明らかに見える明るさ (1347lx) とし, これらの条件の下で開眼条件における重心動揺と閉眼条件における重心動揺を, 重心動揺の平均速度, 平均加速度, 移動距離および動揺面積から検討することを目的とした。結果は以下の通りであった。1.被験者50人においては, 閉眼条件における平均速度, 平均加速度, 移動距離および動揺面積の方が, 開眼条件の場合よりも大であった。2.開眼条件における性差に関しては平均速度, 平均加速度, 移動距離において統計的には有意な差はなかったが, どちらかといえば男性の方が女性よりもより大きな動揺であった。それに対して, 動揺面積も統計的には有意な差はなかったが, どちらかといえば女性の方が男性よりも動揺の範囲が大であった。3.閉眼条件における性差に関しては平均速度, 平均加速度, 移動距離および動揺面積において統計的には有意な差はなかったが, どちらかといえば男性の方が女性よりも大であった。
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