病院給食における食事摂取基準による栄養管理 : 不足しがちな栄養素について

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概要

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病院一般食の栄養管理は食事摂取基準にどのように対応しているか、特に不足しがちな栄養素について検討した。調査対象は病院一般食で13病院の献立合計154日分とした。結果はエネルギーが増加するにつれ各栄養素も高い値を示していたが、鉄および食物繊維は基準値に達していない可能性がある施設が多かった。また、カルシウムも基準に達していない施設もあった。重回帰分析による食品群の使用量とカルシウム量の関係を見ると、乳類が最も影響が大きい結果であったが、野菜類、穀類なども含めた複数の食品群の使用量によって決まることが示唆された。望ましい栄養バランスに基づく栄養管理が行われていると考えられる病院の一般食で、いくつかの栄養素の不足を招く結果であった。

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