重なりを考慮したStable-LSE法に基づく解析的配置手法(配置配線,物理設計及び一般)

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概要

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近年のLSI設計では,要求性能が高度化している.そこで,目的関数を直接最適化する解析的配置(Analytical Placement)が広く利用されるようになっている.しかし,既存の解析的配置においては,重なり面積を削減することは困難であった.また,解析的配置では,目的関数は微分可能であることが求められる.本稿では,重なり面積が微分可能な近似手法で表現可能であることを示し,更に,その微分可能な近似手法としてStable-LSE法を用いる事で,LSEの最適化性能を保持しつつ,数的安定性にかけるというLSEの欠点を解消する.それにより,総配線長最小化と重なり面積最小化という二つの目的関数を同時に最適化する.そして,提案手法を計算機に実装し,実験によりその性能を確認した.
2008-09-22

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