水稲の受精に必要な葯の裂開数と柱頭上の花粉粒数
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概要
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1.イネが受精を完了するためには,一頴花6本の葯のうち,最少いくつかの葯が裂開し,柱頭の何粒の花粉が附着すればよいかを明らかにするために実験を行なった。2.1971年,1972年および1973年に北海道の早生種"はやゆき"と"農林20号"を用いて実験を行なった。3.得られた結果より,受精を完了するためには,"はやゆき"では3.6以上,"農林20号"では2.3以上の葯が裂開し,それぞれ,23および12以上の花粉粒が柱頭に附着する必要があることが示唆された。4.大ざっぱに言って,1頴花6本の葯のうち3本以上が裂開し,その結果20粒以上の花粉粒が柱頭に付着することにより受精が完了すると推定された。
- 帯広畜産大学の論文
- 1974-12-25
著者
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