マツヨイグサの種子照射による放射線感受性

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概要

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一般にマツヨイグサは道端の雑草として知られている。しかしその種子には18から20%の脂肪がふくまれ、その脂肪中には 10%前後のγ-リノレン酸が含まれている。このγ-リノレン酸は動脈硬化予防やプロスタグランジンの前駆体として神経作用の制御に効果があるといわれており、機能性脂肪酸と呼ばれる。しかしγ-リノレン酸の原料作物となりうる植物は多くはなく、マツヨイグサは作物として大きな可能性を持っている。しかしマツヨイグサは、可変性2年草と呼ばれ、抽苔がロゼットの大きさにより制限されるため、1年で確実に開花結実させることが難しい。また、分枝を多く持っため、収穫作業が困難である。栽培にあたっては、生育日数が短く、分枝の少ない系統の作出が望まれている。そこで本実験ではその基礎としてマツヨイグサ種子にγ線を照射した場合の感受性を調査した。
日本作物学会の論文

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