トウモロコシーダイズ間作条件下での雑草抑制

概要

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トウモロコシーダイズ間作条件下で,雑草の生育抑制のためのダイズの適切な配置と栽植密度を検討した。トウモロコシの栽植密度を一定にし,ダイズの密度をかえた6種類の個体配置(Fig.1)を試験した。処理は分割区法4反復で行った。主区として雑草処理,副区は個体配置とした。20日おきに作物と雑草の乾物重を計り,収穫後作物収量を計った。播種60日後の1m^2当たり平均225雑草のうち約60%はスカシタゴボウ(Rorippa palustris),ハコベ(Stellaria media),シロザ(Chenopodium album),およびタデ(Poligonum spp.)が占めていた(Table 1)。このステージで無除草区のトウモロコシとダイズの乾物重は大きく減少した。逆に除草区での乾物生産は,単作区に対し,T3を除く全ての間作処理区で増加がみられた。雑草の生育が抑えられたT4では,トウモロコシ収量が20%増加し,ダイズ収量の減少もみられなかった(Fig.2)。以上の結果から,作物を適当な組合せで間作することにより,雑草の生育を抑制し,高収量が望める可能性がある。
帯広畜産大学の論文
1993-10-25