変形段付きホーン形状によるマイクロ超音波メスの試作(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)

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概要

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マイクロ超音波メス用の振動子を試作した。マイクロ超音波メスは,非侵襲な内視鏡手術や,顕微鏡下でのマイクロサージャリーといった分野に有用である。試作した超音波振動子の寸法は,長さ9.8mm,太端の幅2.7mm,先端部の幅0.6mmで,厚さは約0.3mmである。振動子全体の形状は段付きホーンを改良した形状になっており,変成比は3.5である。縦振動の共振周波数はおよそ278kHzで動作した。駆動に用いた圧電材料は水熱合成法により作製したPZT膜で,厚さは約20μmであった。ホーン先端での振動速度は駆動電圧40V_<p-p>で最大振動速度4.0m/sを得た。豚肉の脂身部分を突き刺し,横方向に送ることで切断が行えることを確認した。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2007-01-19

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